学校概要

「面倒見の良さ」と「楽しく学べる」富士見高

みなさんは将来の自分の進路に対して不安はありませんか?でも恐れることはありません。富士見高校で当たり前のことが当たり前にできる生徒に成長すれば、自分の将来の進路に希望が持てるでしょう。大学の附属高校と比べて不安に思うかも知れませんが、富士見高校だからこその強みもあるのです。先ず、進学する大学が限られないことです。つまり、高校進学後に幅広い選択肢の中から進路を決められる強みがあります。すなわち進路の多様性です。次に進路の自己実現のために学校を挙げて生徒の受験勉強をサポートする体制が整っている点があります。
特進コースでは、大学入学共通テストに対応すべく、教科「情報」を含めた6教科の知識・技能をバランスよく学び、さらに思考力・判断力・表現力を身に付ける「HAP」や「自主学習」などの学習活動を、総合コースでは、基礎学力を確立し、得意科目をさらに伸ばし、多様な進路希望に合わせて一人ひとりの希望進路の実現を目指す学習活動を実践しています。また「自宅学習で分からなかったことを次の授業が始まる前に解決しよう」と始まった朝7:30からの「質問コーナー」など、校舎内を歩いていると、いたる所で教員が生徒に個別指導をしているのを目にします。
その成果として、この数年の大学への進学状況は、極めて順調で、この3月の卒業生も、名古屋大学・金沢大学などの難関国公立大学を初め、地元の静岡大学・静岡県立大学、都留文科大学なども含め国公立大学等に45名の合格者を出しました。また、東京理科大学・立命館大学、学習院大学などの難関とされる私立大学などへも、さらには、看護師や保育士・管理栄養士など、資格が取れる大学や専門学校にも多くの卒業生を送り出すことができました。ほとんどの生徒が、学習塾にも行かず、すべてを本校の教員が寄り添い、指導する中で、このような結果を残すことができたことは、私たち富士見の誇りです。就職に関しても、旭化成・テルモ・ジヤトコ・日本郵便などの大企業や、法務局などの公務員関連も含め、毎年、希望した生徒の全員が内定を勝ち取る内定率100%という結果を継続しております。
部活動の活発さということも、本校の大きな特徴となっています。昨年度は、文化部では将棋部が全国高等学校文化祭で、団体全国三位、さらにバトントワリング部、コミュニティ研究会の新聞部門でも全国高等学校文化祭に出場を果たしています。運動部では女子バレー部が、高校総体全国大会、さらに、全日本バレー高校選手権、いわゆる春高バレーに十一年連続の出場を果たし全国ベスト8という快挙を達成することができました。また、男子バトミントン部、女子ソフトテニス部、男子陸上競技部が全国大会に出場することができました。
生徒一人ひとりが高い目標を掲げ、その目標の達成に向かって突き進んでいけるよう、物心両面から支援する「面倒見の良さ」「楽しく学べる」が身上の学校、それが富士見です。

令和6年4月 校長 荻原義隆